SUGOI-neの特許について

    自生地の植物の根から材木腐朽菌、その他の微生物を分離培養して、
     用土に添加した植生基材は、全て、本特許の範囲に抵触します。
     今後、ラン以外の植物栽植用土が開発された場合も、本特許に抵触します。

    
   

 菌根植物であるラン科植物。
 この植物をラン菌の生息しない用土で植えるということは、
 例えば水ゴケ、バーク、軽石で植えるということは・・・・・野菜の礫耕栽培と同じである。
 これでも、ランは逆境に耐える植物だから、手塩にかける管理をすれば、
 どうにか生存、生育できる。
 しかし、その用土で破壊された自生地を再現、再生できるかというと、
 絶対に不可能である。
 このことをラン菌の生息しない用土では説明がつかない。
 
 
 現在の鉢栽培というのは、テクニックで行なっている。
 この小手先の技術では、自生地を再生できないということである。

 SUGOI-neでCymbidiumの地植えが成功したということは、
 SUGOI-neはCymbidiumのみではなく、他の地生ランでも自生地再生できる可能性を持つということである。
 例えばエビネ・・・・
 無造作にできるかもしれない。


 枯らすラン栽培から・・・
 ランが嬉しい・・・栽培こそ・・・本物の・・・これからのラン栽培であろう。

 

  最も重要なことは、
   現在でも、ランの自生地ではランは全てラン菌と共生して生きているという事実である!

  菌根を捨ててはいないということである。
  SUGOI-neのラン菌による炭素循環栽培法は、
  この自然の法則を再現する栽培法である。


 SUGOI-neについて、誤ったことを言う業者もいるようであるが、
 本当に、どこまでランを知っているのか疑われることである。
 そういう業者は、これからもラン菌のいない用土で栽培すればよいことである。
 更に言えば、ラン界発展のためにSUGOI-neを超える用土を開発すべきである!
 枝葉末節なことは、テクニックでどうにでもなる。
 問題は、ランはラン菌と共生してこそ・・・・元気に生きる植物であるということ。
 でも、趣味の、ラン遊びのラン栽培なら・・・・
 経営ではないから、破綻も、閉鎖も、夜逃げもしなくて済むから・・・・・どうでも良い栽培であるが、
 大面積なら、ランは作れば作るほど難しくなる・・・・。
 ランの鉢物栽培経営が・・・・行われるようになったのは・・・・
 老化した株を市場に捨て、若い苗で新陳代謝できるからである。
 この栽培なら・・・ラン菌のいない用土でも・・・栽培出来る。
 生産と消費を回転させればよいからである。
 園芸品種なら、これを目的に育種を行い、苗生産しているからである。
 しかし、山堀の原種は・・・・こういうわけには行かない。
 
日本からランの切花栽培が激減した理由は、ラン菌のいない用土では、
 同じ株を何十年にわたって再生、持続、継続できないからである!


 これと同じことが趣味の原種保存でも同じことが言える。
 原種を永年にわたって保存するなら・・・・ラン菌を無視してはならない!

 
Cymbidiumの地植えと同じ理論で栽培したエビネ。
持続継続するエビネ栽培。
2011年
鉢の高さ15cm以内。
鉢の直径はどんなに大きくとも問題はない。
自生地では地球が鉢である!

芽出し時期から花が開く頃、新しいSUGOI-neを枯れ落ち葉が地表に舞い落ちるように鉢の表面に撒く。
この作業が最も大切で、自然の法則に則ったもの。
エビネは温帯性のラン。自生地には秋に必ず枯れ葉が舞い落ちる!

2012年。
この隆盛するエビネの姿。
SUGOI-ne!
何もいえない!
3本もリードが出る!

夏負けしないからである。

ラン菌の力である。
SUGOI-neに含む形成層の養分と・・・SUGOI-neのリグニン、セルロース分解の糖、糖質の力である。
漲る活力!
ランが菌根植物であることを実証する生育である

こういう生育なら・・・SUGOI-neなら無造作にできる!
無造作に・・・・である。


皆さんもこういうエビネ栽培を行ってください。
宇井清太は・・・・全てを伝授する!
秘密にするものは何もない!


2012年
      2011年
上の地植えのSUGOI-neを剥いて見ると、
地表2から5cm下に横に根が張っている。
なぜ???・・・こういう根を張るのか???

答えは、枯れ落ち葉は地表に舞い落ちるからである!
地中深く舞い落ちる枯れ葉はない!
この枯れ落ち葉をエサにする材木腐朽菌は、地表を支配する好気性菌。
ランはこの菌と共生することによって、
持続継続可能な生存の術を獲得した。
なぜ持続継続出きるかということであるが・・・
植物の生息する場所には、必ず毎年植物の死骸、枯れ葉が生産されるからである。


現在行なわれているラン栽培というのは、
この自然の、ランの生態とは正反対の・・・・用土で。肥料で栽培している。
これでは、ランが持続継続して生存するのは難しい。
よって大量生産大量消費のラン栽培が横行することになる。
ランは泣いている!
上の写真はCymbidiumの地植えである。
SUGOI-ne植えによって、夢であった「Cymbidiumの地植え」に成功した。
これによって、植物園での生態系展示が可能になった。
ラン菌の生息しない用土では・・ことごとく世界中の植物で失敗したものである。
いかにランにとってラン菌が、ラン菌との共生が重要なのか理解出来よう。
持続可能な生存!

ラン菌の生息しない用土での栽培は、
ランの持続生存ではなく・・・・消費される・・・ラン栽培法である。
枯れてもらわないと商売にならない・・・という思考から生まれたものである。
プラントハンターの生活と、輸入業者の経営と・・・
更に無菌培養、メリクロン業者のビジネスなどが・・・・今日の蘭界を形成している。
持続するラン株では困るのである。
そういう一面があって、ランが菌根植物であるという根本が削除されてきた。
これらは、飽くまでも人間の立場から見たランであり、栽培であり、ラン界である。

しかし、ランの立場、ランが喜んで持続生存出来るラン栽培という視点に立てば、
ラン菌の生息しない用土での栽培は、大きな間違いである。
このために、蘭界が衰退、低価格になっている。

枯れることを前提にしたラン商売は繁栄しない。
そういう栽培を教える先生は・・・やがて栄光も名誉も地に墜ちる。
ランは移動出来ない。
植物は移動できない。
  これが動物と植物の大きな違いである。
多年草は、同じ場所で永年生きる。生きなければならない。
それには、様々な能力、仕掛けを具備しなければならない。
特に地上の負け組み、新参者の植物では、他の植物の猛威にも曝される。

特に生長の遅く緩慢なラン科植物では、
進化の過程で枯れ落ち葉を分解する材木腐朽菌と共生する菌根植物になった!
枯れ葉のリグニン、セルロースは糖であるが、
そのままでは吸収できない。
材木腐朽菌が高分子の炭水化物であるリグニン、セルロースを分解する能力を持つ。
ランは・・・この能力に目を付けた!
まさに生き延びるための・・・ギリギリの選択肢。
貧しくとも・・・つつましく生きる・・・生き方に子孫の継承の方法を見つけたのである。
ランの根が・・・・
    枯れ落ち葉を、ラン菌を求めている姿


               Cymbidiumの地植えに観る
                           ランの本当の姿・・・・・・。
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